(C)NASA
世界各国が参加する人類史上初の巨大宇宙プロジェクト
国際宇宙ステーションは、人類史上初の巨大宇宙プロジェクトで16カ国が協力して運用します。多くの国々が参加することにより科学分野における国際協力が強化されることも期待されます。 宇宙ステーションの主な目的は、宇宙だけの特殊な環境を利用して、さまざまな分野の実験・研究を行い、その成果を活かして今後の宇宙開発や、産業などに役立てより一層進歩させることにあります。また、天文観測や地球観測も行い、月面基地建設と火星有人探査の中継基地としての利用も考えられます。 宇宙ステーションが完成するのは2006年の予定。完成すれば総重量約420トンという巨大なものになり、上空約400km
の軌道を、秒速約8km、地球を1周約90分で飛び続けます。
(C)NASA 国際宇宙ステーション 想像図
日本が開発を担当する施設が、日本実験モジュール(JEM)- 通称 きぼう -です。 JEM
は、日本では初めての有人施設で、最大4人まで搭乗でき、宇宙飛行士が地上と同じ服装で実験ができる船内実験室と、実験装置や材料、消耗品などを保存する倉庫の役割をもつスペースの補給部、宇宙空間にさらされている船外実験プラットフォームから成り立っています。 このように宇宙空間にさらされている施設は他になく、JEMの大きな特徴になっています。 また、船外実験プラットフォームには装置の交換用にロボットアームが装備されます。
(C)NASDA 日本実験モジュール 「きぼう」
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