2004年の設立以来、HANIWAオーディオシステムは、コントロールアンプ、パワーアンプ、スピーカーまでのフルシステムを一貫して開発、改良を重ねる中で
常に「音のリアリティーとは何なのか?」という問いを追求し続け、音楽ソフトに秘められたライブ演奏の臨場感を再現するための技術を確立しました。
< 波形の問題 >
HANIWAオーディオシステムは、インパルス応答を「1」に近づけることにより、
ソフトに込められた豊な音楽情報をそのまま出力することができます |
ソフトに込められる音を変えずに再生することはオーディオ機器が果たすべき最低ラインの仕事のように思われるかもしれません。
しかし、従来のオーディオ業界ではこのことが重要視されていない、または根本的な波形の問題に対するアプローチに大きな落とし穴があると私たちは訴えます。
このオーディオシステムは、音楽の波形を忠実に私たちの耳に届けてくれているのか?
それを計測するための2つの数値が「インパルス応答」と「周波数特性(F特)」です。
「周波数特性(F特)」は、システムの性能を測定する際に一般的に使われる指標です。
音の高音、中音、低音などそれぞれの周波数の信号の大きさが入力と出力で同じになるよう調整します。しかし、波形の出力を確認するために、もう一つ必要不可欠な指標があります。
それが「インパルス応答」です。
HANIWAオーディオシステムは、そのインパルス応答を「1」に近づけることにより、ソフトに込められた豊な音楽情報をそのまま出力することができます。
< 空間情報の問題
>
正確な空間表現はフルレンジ・スピーカーでしか実現できません
HANIWAオーディオシステムは、小型フルレンジで力強い低音を再生する
新技術を開発しました |
左右の時間差という時間軸の情報は、私たちの脳が空間を立体的に認識するために不可欠な情報です。左チャンネルと右チャンネルの波形のとても微細なずれを認識することによって、私たちはステージ上で白熱する演奏を鮮やかな空間として体感することができるのです。
波形ピークを正確に伝えるためには、ソフトに含まれる波形をそのままの形で出力する技術が必要です。波形を正確に再現すること、時間軸の情報を正確に再現することの相互作用によって、濁りのないフレッシュな音色とピントがぴたりと合った音像再現が可能になるのです。
波形、空間情報の問題を追及し、開発を重ねた結果HANIWAオーディオは小型フルレンジ・スピーカーの形態にたどり着きました。マルチウェイ・スピーカーでは鮮やかな空間の再現は難しいという結論に至ったのです。
しかし、一般的な小型フルレンジ・スピーカーには致命的な欠陥があります。それは低音のパワー不足。小さなボディーでは、ソフトに入った低音の波形を瞬時に出力することができなかったのです。
HANIWAオーディオシステムは、この問題をDSPを用いて抜本的に解決。共振や振動を使用するのではなく、出力される際に充分に低音が響くよう低音信号を増強、補正しました。
最も大切な点は、F特が変化しないよう、時間軸の遅れが発生しないように補正を行うという点。
これによってソフトの音楽情報を変えず、小さなボディーで力強い低音を余すことなく再生することが可能になりました。
HSP01:フルレンジ・スピーカー & HDSA01:デジタルシステム・アンプ
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