放送局専用仕様
映像・音声のインターフェースにはデジタルインターフェースHD-SDIを搭載。放送局様が利用しやすいように細部に渡り考えられており様々なシーン（素材伝送・中継・情報カメラ）で活躍します。

USBによるファイル転送機能
SDカードやフラッシュメモリなどのメディアに収録したデータをUSBポートを利用してファイル転送を行なうことができ、エンコーダのUSBポートからPCやサーバなどにアップロードすることができます。また、スタンドアローンでの転送も可能で、デコーダ側のUSBポートに接続したHDDやメディアへの転送も行なうことができます。

ビデオ符号化
従来のMPEG-2に比べて、約2倍以上の圧縮符号化H.264を採用しています。映像品質を保ったまま高圧縮することでベストエフォート型の回線などでも安定して伝送することができ、ランニングコストを削減できます。

蓄積伝送機能
入力した映像信号をエンコーダに接続された様々なメディアにH.264ファイルとして手動または連続的に(*)蓄積を行なえます。
また、エンコーダに蓄積されたデータをデコーダ側に転送することでベースバンドで出力可能です。
(*)連続的に蓄積する場合はメディア側の容量オーバーにならないよう古いファイルから自動的に捨てていきます。

送信ストリームのシェーピング機能
従来のエンコーダは、ストリームをバースト状に送信する為、ネットワークが広帯域から狭帯域に変化する部分でパケットロスが発生します。MNB960ENCでは、シェーピング機能を搭載することで、この問題を解決します。

エラー訂正機能（FEC、ARQ）搭載
ギャランティ型のネットワークと違い、ベストエフォート型のネットワークを利用した映像伝送では、パケットロスによる映像の乱れが顕著に発生していましたが、このエラー訂正により伝送中のパケットロスを補うことで、安定した鮮明な映像を提供できるようになりました。

パソコンレスで設定可能
機器本体正面に操作コンソールを標準搭載。ネットワークの接続に必要な設定やビットレートの変更などを行なえます。また、複数の設定をプリセットすることができますので、持ち出し先が複数ある場合でも事前に設定しておくことでスムーズな映像伝送が可能になります。

GENLOCK　標準搭載
映像の基準となるリファレンス信号に同期させるGENLOCKをデコーダに標準搭載。FSなどの機器を省くことができ、無駄なコストを削減することができます。

DC電源・低消費電力
AC電源が確保できない中継現場でもカメラのバッテリーで運用することが可能です。15Wの低消費電力設計により小型のバッテリーでも長時間の運用が可能になります。
(*)AC利用時は標準で付属されているACアダプタを利用

超小型コンパクト設計
W148×H42×D240の1U 1/3の超小型設計。現場からの中継などの持ち出し時は、ビジネスバックに入れて持ち運べます。また、情報カメラで利用時のハウジングにも困りません。